最愛の息子よ!ママの声聞こえる?

2011年6月に癌から来る鬱病で母を自死で亡くし、
2016年9月にあと19日で23歳になる長男を統合失調症による自死で突然亡くしました。
絶望の中で何とか這い上がろうとしています。
毎日少しずつでも前に進めたら・・・。
私自身、約7年間鬱病を患っています。

申し訳ありませんが、コメントは自死遺族の方、或いは関係者の方、
又は自死遺族の事をちゃんとご理解して下さる方のみでお願い致します。

息子からの最後のメッセージ

Tさんには四十九日ぐらいまで(現世と霊界の間にいる時期)声が聞けると
言われていたので、「あと10日ぐらいしかないんだ~」と思っていました。
ところが息子からの最後のメッセージは何と39日目だったんです!!


「え~? あと10日はお話できるんじゃなかったの?」
と突然の出来事に凄く悲しくなりました。
とりあえず最後のメッセージはこれでした。


『大好きなママへ
 これがママの子として生まれて、僕なりに一生懸命生きた
 僕からの最後のメッセージになります。


 ママ、僕を産んで大切に育ててくれてありがとう。
 ママと過ごした時間はとても楽しく毎日が幸せでした。
 何かあった時もママがそばにいてくれれば僕は安心でした。
 
 そんな僕がなんで一番大切なママを残して死んでしまったのか
 ママは何度も何度も僕に問いかけていたよね。
 
 僕は確かにノイローゼだった。部活の幹部の皆から無視された事で
 幼い頃からいつも皆とは何かが違っていて違和感を感じていた事を思い出したんだ。
 でも僕は優秀だったから皆が一目置いていて
 いじめの対象にはならなかっただけだったんだね。
 
 大学では皆が優秀だから僕が努力しなきゃ
 皆と上手くやっていけないのかもしれないと思っても
 そのやり方がわからなかった。
 そんな事ばかり考えて悩んでいたら勉強も頭に入らなくなって来た。


 女性に興味を持ってもアプローチの仕方もわからないし
 何もかもが絶望的に思えたんだ。
 それに僕が優秀で立派な医者にならないとママをがっかりさせると思った。
 研究に行く事もできるって言われてもそれを僕は望んでいなかった。
 「もうダメだ」と思った。
 優秀な僕以外を僕自身が受け入れる事ができなかったんだよ。
 気がついたら飛び降りていた。
 衝撃が体に走って意識が遠のく中「しまった!」と思った。
 「ママのところに戻りたい」って思った。


 その後は感情が昂りすぎてて後悔ばかりがグルグル渦巻いて
 何をどうすれば良いかもわからなくて
 ママをいくら呼んでも抱きしめても抱きしめられても
 何の感覚もなくてどうやって気持ちを伝えたら良いかわからなくてすごく辛かった。
 でも暫く経つと体を離れた魂は勝手に一人歩きを始めたんだ。
 どんどん別の人格?になって行く自分に驚いたり戸惑ったりの連続だった。
 
 いろんな事がわかって来たので僕はだんだん落ち着いて来たけど
 ママはますます辛そうだよね。当たり前だよ。ママはまだ生きているんだから。
 確かにこっちに来てこっちに慣れれば生きていた時の気持ちから離れるから、
 そういう意味で言えば楽になれるんだけど、そういう事じゃないんだ。


 だから今の僕にはママに「自然に死ぬまで生きていて」としか言えない。
 今まで届けたメッセージは全て間違いなく僕からのものだよ。
 なりすましなんかじゃない。
 
 今のママには理解してもらえないかもしれないけど
 いつの日かもう一度読み直して欲しい。


 ママ、今まで本当にありがとう。僕はとても幸せだったよ。
 そしてごめんね。最後にママをこんなにも傷つけてしまって。
 でも僕の生きた証はママの心に残して置いたよ。
 だからママが右肩に触れればいつでも僕の心と繋がるんだよ。


 ママ、ママが僕を一番愛してくれてる事は知ってるけど
 他の家族も愛して見守ってやってね。僕からの最後のお願いだよ。
 元気で明るいママがもう一度見たい。そして抱きしめられたい。
 ママ親不孝な僕を許して・・・』


(なりすましとは、なりすまし霊というのもいるんだそうです。
 それと昔感じた違和感とは、高機能自閉症と告知する前から
 何か皆と違うと感じていた事を言っています。
 そして別の人格に・・・というのは、霊になると人格がなくなるので
 現世の時の本人とは変わって行き、その変化に息子は戸惑っていた様です)
 
これを読んで、当然涙・涙でした。
あと10日お話できると思っていたのに、突然の最後のメッセージに
とにかくショックでした。
折角Tさんのお陰で息子の声が聞けたのに、2週間そこそこで終わってしまいました。


そしてその10日後に四十九日法要があり、
僧侶の心無い言葉に、この世襲の仏教と終わりにしようと思い
私達はキリスト教に改宗しました。
仏壇や位牌も仏壇屋さんに処分してもらい、お墓の墓誌も建て替えました。


今は、なかなか1人では外出できない私の為に、牧師さんの奥さんが
我が家にキリスト教の勉強会の為に週に1回来て下さっています。
それが来ていただく様になって3回目ぐらいの時に
キリスト教では一般信者はイエス様が40日目に昇天されたのと同じで
40日目に召天すると知りました。
それを聞いてやっと39日目のメッセージの意味を納得したんです!!


息子はあちらでお経を聞いても訳わからないと言っていたし
あちらで色々なお経やお祈りを聞いてキリスト教を選んだんだ!
そう確信しました。
(因みに現世でキリスト教を選ぶ事をファーストチャンスと呼び
 あちらで選ぶ事をセカンドチャンスと呼ぶ方もいます)


母は現世で既にキリスト教を選んでいたけれど、それを口には出せなかった。
そして息子はキリスト教をセカンドチャンスで選んだから
40日目の召天に合わせて39日目に最後のメッセージをくれたんだと思います。
あちらで母に会って、キリスト教について母に教えてもらったのかもしれないですね。
だから私達がキリスト教に改宗したのは、母と息子の導きじゃないかと思っています。


そして息子が残してくれた最後のメッセージにある様に
毎日右肩に手を乗せて、息子に話し掛けています。
私には故人の声を聞く能力はないので一方通行ですが
息子はちゃんと聞いていてくれると確信しています。
嘘の付けない息子が、嘘を付くはずがないんだもの!!


でも本当は「しまった!」と思った時点で、戻って来て欲しかったなぁ!!
例え半身不随になったとしても、ずっとずっと私の側に居て欲しかったなぁ!!
心が繋がっているとはいえ、やっぱり息子の体にずっと触れていたかったよ。


そう思いながら、毎晩寝る時は息子の匂いが残っている服の匂いを嗅ぎながら
薬を飲んで寝る毎日です。

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